披露宴マナーとスピーチ
受付を頼まれたときは
受付係は新郎・新婦側のイベント・スタッフという立場になりますから、服装は控えめに。
1時間前には会場に入り、当日の打ち合わせを済ませて早めに受付に立ちます。
その前に、クロークや電話、化粧室などの場所を確認し、案内できるようにしておきましょう。
招待客には晴れやかな笑顔でお迎えを。
最も注意したいのはお金(ご祝儀)の管理です。
多額なお金を預かるわけですから、不用意に受付を離れないように。
披露宴でのマナー
会場には余裕をもって到着するようにしましょう。
受付を済ませ、会場の入口で新郎・新婦、ご両親、仲人などの出迎えがあったら、
「このたびはおめでとうございます」と、お祝いの言葉であいさつしましょう。
テーブル席に着いたら、周囲の人にも軽くあいさつしますが、知り合いがだれもいないということもあります。
そんなときは、同席した人に自分から積極的に声をかけ、自己紹介しましょう。
披露宴は洗練された社交の場でもありますから、和やかな歓談を楽しむのもマナーのひとつです。
ただし、祝辞やスピーチ、座興になったら歓談は休み、そちらに目を向けましょう。
スピーチを頼まれたときは
友人代表としてスピーチを頼まれたら快く引き受けましょう。
特に友人のスピーチは、参列者にとっても楽しみなもののひとつです。
新郎・新婦のさわやかな人柄が浮き彫りになるようなエピソードを交え、
簡潔にテーマを絞って、披露するのがコツです。
長さは3〜5分くらいが適当です。
まずは原稿用紙を使って下書きしてみましょう。
四百字で1分前後ですから、4、5枚分ということになります。
ただ、気をつけなければならないのは、はめをはずすこと。
いくら親しい友人だといっても、暴露話や悪のりした内容はふさわしくありません。
両家のご両親や親族もいるわけですから、危ないなと思ったら、
前もって本人に確認しておく気配りが必要です。
もうひとつ気をつけたいのが「忌み言葉」です。
おめでたい席で使ってはならない言葉のタブーが存在します。
別れる、離れる、終わる…などです。
また、再婚に結びつくような、たびたび、重ね重ね、などの「重ね言葉」や、飽きる、
冷めるなどのマイナス表現もふさわしくありません。
事前によくチェックしておきましょう。
@お祝いの言葉
本人ばかりではなく、両家に向けてもお祝いの言葉を。
A自己紹介
本人と自分との間柄を紹介。
B話の本題(エピソード)
その人となりをほめるのがポイント。具体的なエピソードを交え、少々オーバーぎみでもかまわない。
また、もう一方の主役についても触れておきたい。最後にふたりの門出を祝って、励ましの言葉を。
C結びの言葉
「末永くお幸せに」とともに、招待してもらったことへのお礼も忘れずに。