ビジネスマナー挨拶編2
挨拶の基本パターン
挨拶の基本パターンを整理してみました。
挨拶は朝夕に限らず、いろいろなシチュエーションで使われます。
ずいぶん沢山あるように思われるでしょうが、毎日のことですから、
使っているうちにすぐ慣れてくると思います。
自分の行動に対して | 他の人の行動に対して |
---|---|
● 出社したとき |
● 外出する人に |
相手に対して | 相手から |
● 御礼を言うとき |
● 用事を引き受けたとき |
TPOに配慮したあいさつを
あなたがエレベーターに乗り、操作盤のそばにいて人が乗ってきたとします。
あなたは、さっと「○階を押しましょうか」と声を掛けられるでしょうか。
これは挨拶+気遣いという高等レベルのマナーです。
こうしたことがとっさに出来るかどうかで、
機転の効く人かどうかわかってしまいます。
また、先日の事に対する上司や先輩へのお礼もそうです。
その場では誰でもできますが、時を経ると忘れがちです。
相手の気遣いにあらためて感謝する気遣いも大切です。
出社したとき
⇒ おはようございます。
退社するとき
⇒ お先に失礼します
退社する人へ
⇒ お疲れ様でした
外出するとき
⇒ 行って参ります
外出先から戻ってきたとき
⇒ ただいま戻りました
用事を頼まれたとき
⇒ かしこまりました
用事を頼むとき
⇒ お手数ですが、お願いいたします
会議中の部屋に入るときは
⇒ 失礼(いた)します
エレベーターで乗り合わせたときは
⇒ ○階を押しましょうか?
⇒ ○階を押していただけますか
上司や先輩に世話をかけた翌日には
⇒ 先日は(大変)お世話になりました
お世話になった人にしばらくぶりに出くわしたときには
⇒ ご無沙汰しております
注意したいポイント
○ ご苦労様といったら叱られた
同僚の失敗で、上司がお客さまのところへ謝罪に行ってくれ、帰ってきました。
同僚は「どうも、ご苦労様でした」と心を込めて感謝しました。
すると「今、お前何と言った?」と上司は顔を真っ赤にして怒りだします。
「いいか、お客様にもそう言ったそうじゃないか。」
「ご苦労様とはなぁ。目上のお客様や上司に使ってはいけないんだ。
目下の者に使うねぎらいの言葉なんだ。」
同僚は「そうだったんですか・・・」と目を剥くばかり。
こういうときは「お疲れさまでした」を使います。