ビジネススキルを高める
キャリアビジョンを描こう
現代の企業社会は、大転換期の渦中にあります。
かつての終身雇用、年功序列型のシステムは崩壊し、「遅れず、休まず、働かず」といった、
ただの扶養家族的サラリーマンは、リストラの名のもとにばっさり解雇される時代に入っています。
その一方では、成果に対してきちんと報酬を与える「能力・実績主義」の考え方が企業に
定着しつつあります。
優秀な人材はどんどん抜擢され、若いうちに高待遇を得ることもじゅうぶん可能な時代になったわけです。
このように企業社会が実力主義に移行しはじめた時期に社会人としてのスタートを切れる今の若い人は、
ラッキーだといえるでしょう。変革期はチャンスなのです。
あなた自身の将来のキャリアビジョンをしっかり描き、自己啓発につとめていきましょう。
【個人と組織の関係変化】
これまで→組織のなかでしか個人の存在理由がなかった時代
これから→個人の能力を発揮して組織に貢献。その対価として高い報酬を得られる時代
組織依存型から個人依存型へ
企画・提案力を磨こう
IT革命やグローバリゼーションの波に乗り、時代の流れはますます加速しています。
少し前の成功事例もあっという間に過去のものとなり、常に新たな発想と提案が求められているのです。
さまざまなことに強い好奇心を持ち、企画力と提案力を磨いていきましょう。
そのためには積極的に情報を収集・整理し、そのなかからテーマを具体化・構造化する能力が必要です。
また、日頃の問題意識がなけれぱ、新しいアイデアは生まれてきません。
考える習慣をつけることも大切です。
情報のネットワークづくり
各種講習会や勉強会、公開セミナーやシンポジウムなどが各地で催されています。
時間をつくってどしどし参加しましょう。
その他、異業種交流会といったビジネスマンの勉強会もあります。
あるいは同僚、友人・知人と交流を深めるのも有意義でしょう。
地域活動やボランティア活動で社会貢献に励むのもいいですし、
ホームページをつくってあなた自身が情報を発信する方法もあります。
知らず知らず、あなたの情報ネットワークは拡大し、人脈が形成されていくことでしょう。
働きながら勉強し資格を取る
社会人の勉強は、受験勉強とは違って、合格すれば終了という着地点がありません。
ひたすらコツコツと学び続けることに意味があるのです。
しかも自発的にやることがポイント。だからこそ自己啓発は楽しいのです。
何かチャンレンジ目標を立てましよう。
たとえば働きながら資格を取ってみるなどです。
最初から無理などせず、比較的取り組みやすい資格からでいいでしょう。
きっとやりがいが出てきます。
大切なのは習慣化すること。継続は力なりです。