ビジネスマナー研修 大全

会話のマナーと酒の作法

乾杯の音頭は接待する側から

 

全員が席に着いたところで、接待する側があいさつを述べ、乾杯の音頭を取ります。
最初はビールでの乾杯が普通です。

 

 

相手を立てる会話のマナー

 

接待の主役は相手ですから、相手に誘い水の話題を投げかけたら、
こちらは聞き上手になることが肝心です。

 

だからといって、取調べのような質問攻めでは、相手も閉口してしまうでしょう。
できるだけ話しやすい、相手が関心を持っている話題に持っていくためにも、
事前に調べた相手の情報を上手に活用しましょう。

 

ただし、特定の宗教や思想など、多分にプライベートな問題は不適切です。

 

そんなとき、最も無難な話題は食べ物についての話です。
人それぞれ好みはあっても、だれしもが関心を寄せるテーマだからです。
食通も教養のうちです。

 

 

お酒の注ぎ方と受け方

 

注ぐときも受けるときも両手を使うのがマナーです。
学生時代のコンパとは、ここが決定的に違うところでしょう。

 

注ぐときは「まあ、おひとつどうぞ」とか、受けるときも、「頂戴いたします」など、
ていねいな言葉をかけ合います。

 

また、お酒を飲めない人に気づいたら、ソフトドリンクをすすめるなどの気配りを。

 

 

お酒の作法

 

お酌の性方

●ビール
  ラベルを上に向け両手で注ぐ。
  その際、ビールは泡が命。ビール7、泡3くらいが適当といわれ、初めは勢いよく、
  泡が立ったら静がに注ぐ
●日本酒
  お銚子は上から右手で持って左手を軽く下に添え、注ぎ口を銚子がら少し離して
  八分目くらいまで注ぐ。
  最後に銚子の口先をひねる感じにすると、しずくが垂れない

 

酒の作法

●乾杯時は杯を目の高さまで挙げる。飲めない人も形式的に行う
●お酌を受けたら、少しでも杯に口をつけてからテーブルに戻す
●グラスや杯をテーブルに置いたまま注いだり、受けたりしない

 

 

お酒が飲めない人

お酒が飲めない人も、乾杯のグラスには、形だけでもロをつけるのが礼儀です。
すすめられた場合には、「雰囲気だけでじゅうぶん酔えますから」など、少しウイットに富んだ断り文句も用意しておきたいものです。
逆に、飲めない人には強要してはいけません。そういう人にはソフトドリンクの他に、何か単品の好きな料理でもすすめてみてはいかがでしょう。接待の場は、あくまで今後の仕事のために和やかに過ごす場です。お酒をすすめることだけが接待ではありません。

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