コピーの取り方のマナー
コピー機の性能を知ろう
拡大・縮小はいうに及ばず、ソーター機能をはじめ写真の画質調整機能など、
かなり細かい設定ができます。
最近ではカラーコピー機も普及していますし、その機能をよく知って正しく使いこなしましょう。
コピーカードでチェックも
コピーを取る際に気をつけるべきことは、なんといっても無駄な枚数を取らないこと。
たとえば拡大・縮小で取るとき、何度もコピーを取りながら確かめている人がいます。
はっきり言って、無駄なやり方です。
拡大・縮小するサイズがわかっていれば、取る前に電卓をはじいて倍率を割り出せます。
通常1%刻みで設定ができますから、ほぼ思いどおりのコピーが取れるはずです。
こうした無駄を減らすため、会社によってはコピーカードを用意し、
使用枚数をチェックしているところもあります。
また、失敗したコピー用紙を捨てさせず、その裏にまたコピーを取るようにしている会社もあります。
一見、ケチくさいと思うかもしれませんが、コピーを取るのはあなただけではありません。
一日に膨大な紙が消費されていることをお忘れなく。
取ったあとの確認はしっかり
複数枚取った時は、コピーの失敗がないかどうか、一枚一枚チェックすることが大事です。
上司に頼まれた会議用の重要書類の中にそんなコピーが混ざっていたら、
業務に支障が出るのは明らかです。
使い終わったあとのマナー
コピー機のトラブルはよく起こるものです。
紙づまり程度ならマニュアルに従って自分で直しましょう。
用紙切れの補充やガラス面の清掃にも配慮を。
使い終わったら、リセットボタンを押して、設定を元に戻しておきましょう。
次に使う人への最低限のマナーですし、紙の無駄づかいを防げます。
<用紙サイズの豆知識>
JIS規格(単位ミリ)
A判 B判
- 0 → 841×1189 → 1030×1456
- 1 → 594×841 → 728×1030
- 2 → 420×594 → 515×728
- 3 → 297×420 → 364×515
- 4 → 210×297 → 257×364
- 5 → 148×210 → 182×257
主な単行本のサイズ
- A6(105×148)→文庫本
- 新書判(103×182)→新書
- B6(128×182)→参考書など
- 四六判(127×188)→文芸書など
- A5(148×210)→実用書、ムック本など
- 菊判(152×218)→学術書など
ビジュアル系の本はサイズが大きい
- B5(182×257)→週刊誌、教科書など
- AB判(210×257)→女性誌、グラビア誌など
- A4(210×297)→パンフレット、写真集など
- B4(257×364)→グラフ雑誌など
●用紙のサイズはJIS(日本工業規格)て定められ、主にA判とB判が用いられる。
この規格は縦サイズが横の約1.4倍(ルート2)になっているのが特徴。
●書籍・雑誌にはいろいろなサイズがあるが、本の内容や見せ方、また流通や書店の棚などの
事情で用途別サイズがほぼ定型化している。