携帯電話の基本マナー「1」
プライベートの携帯利用は?
現代人にとって携帯電話は、文字通り「携帯ツール」としてすっかり定着した感があります。
しかし、オフィスにおいては公私の区別をきちんとつけなければなりません。
勤務中にプライベートな電話がかかってきても、就業中の旨を伝え、
昼休みか終業後に折り返すのがマナーです。
どうしてもという緊急の場合はやむをえませんが、オフィスから廊下に出て
会話を始めるなどの配慮は欠かせません。
番号を社外の人には教えない
会社によっては、個人の携帯番号を申告させるケースもあります。
社内での緊急連絡用に使うのが主な目的のようです。
この電話番号をむやみに第三者に教えることはタブーです。
たとえお客様から緊急の用件で教えてもらいたいとの要請があっても、
本人に直接、電話を入れさせるようにしましょう。
携帯電話のメール・マナー
メールやウェブサイトへのアクセスなどの私的利用も慎まなければなりません。
逆に社員間の連絡用に使うには便利な場合もあります。
たとえば、電車で移動中の社員に連絡を入れるときなどです。
その場合、メッセージは簡潔にしておきましょう。
ただし、お客様との間で使用するのは通常、失礼にあたるので差し控えます。
携帯利用時の社会的マナー
携帯の利用にあたっては、社会的なマナーの遵守も忘れてはなりません。
移動中の乗り物の中や病院・図書館などの公共の場では電源OFFかマナーモード。
車を運転しているときは、命にかかわることはもちろん、交通違反になるのでドライブモードにします。
相手にかけたときには、今、通話をしても差し支えない状況なのかどうか、
ひと声かけることも大切なマナーです。
すべては、多勢の人や通話相手への「気配り」からです。
●電車やバス、飛行機の中
※タクシーの中でかけるときは、運転手さんにひと言断りをいれる
●病院、図書館、公演会場、映画館、美術館など
※携帯の電波は飛行機では通信機器、病院では医療機器に悪影響を
及ぼす可能性があるのでマナーモードではなく電源OFFに
●車の運転中はドライブモードに
※運転中の通話や操作は罰則の対象
どうしていけないの? みんなと食事中に携帯ゲーム
喫茶店で向かい合って座っている若者がふたり。
学生らしいが、ふたりともマンガ本に目を落としている。
よく見かける光景です。この延長なのでしょうか、マンガ本に代わり、今は携帯電話を操作している人が増えました。でも、ここがみんなでやってきたランチの席だとしたら。
このような場では、プライベートなこと、会社の話題などを織り交ぜながら会話してくつろぐものです。
そんな場で、ひとり参加せず携帯ゲームにふけっているのは不自然です。
人が集うときのマナーには気を使いましょう。