人に好かれる自分になる
一瞬の判断で印象が決まる
私たちは毎日、いろいろな人たちに出会います。
そのとき、「この人は好き」「この人は嫌い」と、無意識のうちに一瞬の判断を下しているものです。
好き・嫌いは極端にしても、「この人は信頼できそう」とか「どこか得体が知れない」など、
評価もいろいろでしょう。
しかし、初対面だけでは本当のところわかりません。
敵を減らし、味方を増やす
同様に、あなたも相手から一瞬の判断を下されているのです。
これまではどちらかというと自己表現の技術論的な話がメインでしたが、
ここでは全体的な印象という問題にまで拡大してみましょう。
ビジネスの場で生き残っていくためには、いかに「敵を減らし、味方を増やすか」と
いうことが大切になってきます。
下に「好かれる10大要素・嫌われる10大要素」をまとめてみました。
第一に、明るさが好かれる要素の筆頭です。
反対に嫌われるのはネクラ。
このように、好かれる要素と嫌われる要素は正反対の関係にあります。
もちろん、好かれる要素にすべて○がつく人はいないでしょう。
人間は完壁なものではありませんから、必ずどこかに嫌われる要素も持っているはずです。
表現マナーにおいては、できるだけこの「好かれる要素」を数多く持つに越したことはありません。
性格に根ざすこともあり、その克服はなかなか難しいでしょうが、本当の意味での、
感じのいい表現マナーとは、上辺だけのものではないのです。
取り繕ってもすぐに見破られてしまいます。
ヒューマンスキルを磨く
大きな視点になってしまいましたが、要は「ヒューマンスキル」を磨くことです。
あなた自身が人に好かれたいと願っているのなら、ビジネスだけではなくプライベートでも
人との交際を通じて心がけたいものです。
好かれる10大要素・嫌われる10大要素
好かれる要素
- 明るさ → 人は暗いものを避けたがる
- 誠実さ → 信用・信頼を生む土台
- わかりやすさ → 何を考えているかが、理解しやすい
- 気さくさ → 近寄りがたい雰囲気がなく、親しみやすい
- 素直さ → 態度が謙虚で、ポジティブである
- パワー → エネルギーを感じさせる
- 品位 → それなりの教養を感じさせる
- 思いやり → 人としてのあたたかみがある
- バランス感覚 → 物事を公平に見ることができる
- 寛容性 → 人の欠点も許容できる
嫌われる要素(好かれる要素の正反対)
- ネクラ → ポジティブな雰囲氣がない
- 無責任 → 信用・信頼を得られない
- 不信感 → 他者と意見を共有できない
- 閉鎖的 → 近寄りがたい雰囲気がある
- ひねくれている → 他人の意見に耳を傾けられない
- おとなしすぎる → エネルギーが感じられない
- 軽薄 → 教養が感じられない
- 自己中心的 → 会社組織になじめない
- 偏ったものの見方 → 独善的になりやすい
- 権力意識が強い → 人間関係に摩擦が生じる