ビジネスマナー研修 大全

自分の組織を把握しよう

 

役職のピラミッド構造

 

 

会社組織は、役割と責任の重みに応じて役職者を定めています。
それが階級構造をなしてピラミッド状になっているわけです。

 

さて、その呼び方もかつては部長、課長、係長というのが通例でしたが、
会社によっていろいろな呼称が用いられるようになってきました。

 

呼称がどうであれ、序列は厳然としてあるわけで、
自分の属する会社の序列構造がどうなっているかは、
人間関係とマナーの問題に直結します。

 

できるだけ早く、そして正確に把握しておきましょう。

 

 

社内での呼び方ルールに従う

 

 

一般的には上司を役職名で呼ぶケースが殆どです。
「山田係長」「佐藤課長」などの肩書きをつけた呼び方です。

 

ただ、会社によっては、部長職以上は役職名で呼ぶが^課長以下は肩書きを省くなど、
独自のルールを決めているケースもあります。
あなたの会社での慣習に従うようにしましょう。

 

また、同僚についての呼び方は親しさの度合いに応じて、
呼び捨てや「ちゃん」づけで呼ぶ場合もあります。

 

しかし、職場内においては、くだけすぎはよくありません。
控えるようにしましょう。

 

 

全員「さん」づけの会社もある

 

 

役職者を含め、意図的に全員を「さん」づけで呼ぶ会社もあります。
これは、わざわざ言葉に出してまで言う必要はないという合理的な判断からのようです。

 

そこまでいかなくても、
先輩、後輩という上下関係にこだわらず「さん」づけで呼び合うことは、
人材の流動化が激しい現代においては理にかなったことと言えます。

 

転職したら、かつでの後輩が上司だった、
などというケースも現実にはよくある話だからです。

 

 

 

「偉い」のは役割の「違い」

 

会社のなかは階級構造になっています。
上司を含め、役職を持つ人はすべて「偉い」人ということになります。

 

ただし、「偉い」のはあくまで会社のなかでの役割上の違いにおいてだけです。
人間としてどうかはまた別次元の話。

 

聡明な上司であれば、本人自身、そのことを自覚しているものです。

 

しかし、この役割の違いによって仕事の判断や方向性が決まっていくわけですから、
じゅうぶん尊重しなければなりません。

 

でなければ、組織は組織として機能しなくなってしまいます。

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