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宴会の幹事役をこなす

宴会の幹事役になったら

 

乾杯の音頭に始まり、楽しい宴会が盛り上がってきても、幹事役は冷静に対処しなくてはなりません。
宴会をお開きにする、大事な仕事があるからです。

 

通常、会場は時間借りすることが多く、2時間から、長くても3時間です。

 

幹事役は、終了10分前には「宴もたけなわとなってまいりましたが、
このあたりで締めさせていただきます」と声をかけ、全員に起立を促して、締めの儀式に入ります。

 

「三本締め」や、形式を簡略化した「一本締め」で締めることもよく行われます。

 

ただし、このときの一本締めは、「3、3、3、1」の手打ちの最後の1だけを「いよーぉ」の次に
勢いよくひと打ちするもので、正式には「一丁締め」といいます。参考までに覚えておくといいでしょう。

 

 

三本締めの仕方

 

音頭のかけ声→「それでは皆様、三本締めで締めたいと思います。お手を拝借。いよーぉ」
手打ち→「3,3,3,1」の手打ちで1本、これを3本(回)、繰り返す
拍手→「ありがとうございました」全員で盛大な拍手のなか、終了

 

 

なお、締める前に上役の締めの言葉があるのが通例です。

 

その場合、締めのあいさつに重要な訓示を交えることも多くありますから、
幹事役は事前に上役と相談し、所要時間を聞いておいたほうがいいでしょう。
場合によってはお開きの合図を早めにかける必要が出てきたりするからです。

 

また、「中締め」といって、会の半ばを過ぎたあたりで、硬い話を先にしてしまって、
一度締めてしまう演出方法もあります。

 

あとは時間まで楽しみ、最後は「一本締め」ですっきり終わらせるというやり方です。

 

さて、二次会をセッティングしている場合は、一次会を締める前に
参加人数あるいは欠席人数を確認しておきます。
そうしておけば、予約の変更やタクシーの手配などをスムーズに行うことができます。

 

 

支払いを済ませるときは

 

幹事はお開きが近づいたら、すばやく会計を済ませ、領収書は忘れずにもらいます。
あて名は「上様」ではなく、名刺を出して会社名を記入してもらいましょう。

 

また、お客様の接待の場合では、相手方の目の届かないところで支払いを済ませる心遣いが
必要となります。

 

 

領収書のチェック事項

@あて名は上様てはなく、正式な会社名を
A金額が3万円以上の場合は、収入印紙と消印があるか確認
B金額に間違いはないか確認する
C日付に間違いはないか確認する

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